グラフ旭川2014.10月号
グラフ旭川とは、1979年に創刊した、旭川の郷土誌です。
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http://www.graph-as.com/page/index.html >
今回は、グラフ旭川2014.10月号9月25日発売の、”市民の健康ガイド”に、マッキーの記事が載ってます!
内容は、
”ノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー編)”
1)はじめに
2)ノンクラスプデンチャーの材料種類と(製品)
3)スマイルデンチャーの特徴
4)保険の義歯と比較して
5)スマイルデンチャーの適応症
6)当医院での応用
今日はその記事の掲載(前編)です!
(一部追加と写真の追加です!)
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ノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー編)
山田歯科医院 山田雅昭
はじめに
最近の歯科治療には、審美的要素が大変必要になっています。
今年4月からは、小臼歯は保険で白い歯が入るようになりました。
しかし、今のところ義歯(入れ歯)では、審美的義歯のノンクラスプデンチャー(バネの見えない義歯)は保険では出来ません。
ノンクラスプデンチャーは金属のバネを使用しない入れ歯です。
従来の入れ歯に比べて見た目に優れる、違和感が少ない、痛みが少ない、軽い、金属を使用しない等の利点があります。
今回は、ノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー)の話。
ノンクラスプデンチャーの材料種類と(製品)
1)ポリアミド(ナイロン)
ノンクラスプデンチャーの中では最も早くに開発され、最も多く使用されている材料。
柔らかく、壊れにくく、痛みが出にくく、装着感に優れます。
(スマイルデンチャー等)
2)ポリエステル
健康保険の入れ歯よりは柔らかいものの、ポリアミドよりは硬い材料。
入れ歯を修理する材料(常温重合レジン)にくっつくため、健康保険の入れ歯と同様に歯科医院での修理が可能です。
(エステショット等)
3)ポリカーボネート
健康保険で使用されている材料を、ノンクラスプデンチャーに使用するために改良された材料。
(スマートデンチャー等)
4)ポリプロピレン
ノンクラスプデンチャーの中では最も軽い材料。
臭いがつきにくく衛生的で、柔らかいという特徴も持ちます。新しく開発された材料。
(ウェルデンツ)
当院でも多く応用しています(グラフ旭川での掲載済み)。
スマイルデンチャーの特徴
金属不使用でも破折に強いノンクラスプ義歯です。ま
た、目立たない入れ歯・部分入れ歯のスマイルデンチャー
1,金属を使わずナイロン樹脂で作られた、薄く・弾力性に優れた全く新しい入れ歯。
2,「目立たない」「丈夫」「噛める」「痛くない」など、入れ歯でいることを感じさせません。
3,耐久性・快適性・審美性・噛む力・生体親和性(金属アレルギー等)に優れた全く新しい入れ歯です。
4,材料となるスーパーポリアミドは、FDA(アメリカ食品医薬局)承認材料で、欧米を中心に世界30各国(日本も含む)以上で使用されている安心の材料です。
5,初めて入れ歯や部分入れ歯を入れる方や、金属アレルギーの方、健康な歯を削ってブリッジにするのが嫌な方、インプラント完成までの当面の入れ歯として利用出来ます。
6,とくに見た目を気にされる方、人前に出る機会が多い方に喜ばれています。
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少数支欠損、中間歯欠損、片側性遊離端欠損では、金属をまったく使いません。
しかし、両則性遊離端欠損・多数支欠損時のときは、金属レスト、本体部分を金属床との併用して、全体強度を補強をして、さらに薄い入れ歯に適応します。
そのため、軽い・薄い・違和感がすくない、義歯として応用出来ます。
(保険適用ではありません)