歯周ポケット。
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- 質問日時:2013/12/24 10:04
- 回答数:1
歯にたまるのは食べかすではなく、細菌です。
ポケットとは歯と歯肉の間にある溝のことで、歯肉溝と呼ばれている場所で、歯があれば必ず存在します。
健康な歯肉溝は約2~3mmで、炎症が発生すると深くなっていくという特徴があり、歯周病検査ではこの歯肉溝の深さを測定しています。
健康な状態が崩れると歯肉溝は深くなりますが、そのプロセスとして歯肉が腫れて深くなる場合と、歯を支える骨が溶けてしまい深くなる場合の2パターンがあります。
前者を歯肉ポケット、後者を歯周ポケットと呼びます。
大きな違いとしては、歯肉ポケットは歯石除去などの歯周治療を行えば元の状態に戻りますが、歯周ポケットは支える骨が消失してしまっているために、健康な状態に戻すことは可能ですが歯肉は下へ下がってしまいます。
どちらも原因は歯に付着する細菌です。
つまり、歯肉溝に詰まるのは食べかすではなく細菌なのです。
この歯肉溝に詰まることを気にすることはありません。
大事なことは、この詰まった細菌たちをどうやって追い出すかなのです。
この細菌を取り除くために歯ブラシをする必要があるのですが、歯ブラシの先が届くといっても、やはり限界があります。
特に歯石という、歯垢が石のように固まったような状態になると歯ブラシでは絶対に取り除くことはできません。
また、歯石ができないようにと必死になって歯磨きをしても、歯石が着かないようにすることはとても困難です。
ですから、一ヶ月~三ヶ月に一回の歯科医院でのメインテナンス、つまり歯石除去を主とした定期的なクリーニングがとても重要になるのです。
メインテナンスの重要性はどんな年齢であっても、歯がある限り必要なことです。
ですから、歯周ポケットや歯磨き粉の種類のことを気にするのではなく、毎日食後に行うしっかりとした歯磨きと、定期的な歯科医院での専門家によるクリーニングをしていくことを心がけていきましょう。
- *回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
- *回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。
回答日時:2014/02/07 22:12
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