• 先日の新聞記事 歯削る機器、滅菌せず再使用7割??
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先日の新聞記事 歯削る機器、滅菌せず再使用7割??

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先日の読売新聞の一面に出ていた・・・

『歯削る機器、滅菌せず再使用7割…院内感染懸念』についての質問です。

実際はどおなんでしょうか??色々と心配になってます。

教えてください。

先日の記事

↓↓↓↓↓

【歯を削る医療機器を滅菌せず使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性のあることが、国立感染症研究所などの研究班の調査でわかった。
患者がウイルスや細菌に感染する恐れがあり、研究班は患者ごとに清潔な機器と交換するよう呼びかけている。】
質問日時:2014/05/25 00:36
回答数:2

ベストアンサー!

A

取り替えが必要です。

タービンやエンジンの切削器具はアルコールでで拭いて消毒するのが一般的に行われています。
切削器具を患者さんごと取り替えるためには、数百万円投資と消毒時間や人件費が伴ってきます。
再診料が500円以下の現状で、ミラーやピンセットは勿論、歯科衛生士を含めて手袋の取り替えとタービン、エンジンまでも滅菌消毒を求められることになります。
総医療費の7%以下に抑えられている不採算部分の多い歯科の現状で、そこまで完璧さ求めること自体が不可能な状況を理解することも必要です。
自院ではすべての切削器具の滅菌を患者さんごと提供していますが、自費診療部分からの持ち出しで行っています。
歯科医療も経済を無視した医療行為は長続きしません。行為に見合った保険の報酬ガ必要です。
マイクロを使用したり、外科処置と同等の滅菌・消毒を求める患者さんは、自費診療を行っている医院での診療をお勧めします。

  • *回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
  • *回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。

回答日時:2014/05/25 07:30

ベストアンサー!

ベストアンサーにさせていただきます!

ありがとうございます!
山田歯科医院さん回答ありがとうございます。

歯科の保険点数などの現状を理解することが必要なんですね!!

不安なときは自由診療の歯医者さんに行ってみることにします。

ありがとうございます。
A

院内感染予防は行われています。

回答した歯科医師:相良俊男

当然ご心配の事と思います。

我々歯科医院管理者は、大原則として医療者であり単なる商売人ではありませんから、感染予防は当然第一に考えています。

実行方法は感染の実態に医学的に即していますが、現状としては医院ごとに異なっています。

また時代ごとに予防方法の変遷もありますが、現代では毎回高圧蒸気で滅菌する事が学会のガイドラインになっており、現代に合わせた医院ではきちんと実行されていて、ご心配ありません。

毎回交換滅菌するためには、機械の損傷を最小限に予防するためと、7分間位ですぐに使えるようにできる高圧蒸気滅菌器もあり、またメインテナンスも自動的に汚染を予防できる機械もあり、昔から効果と能率の向上が考えられています。


ただ、今回の指摘は、感染予防という大事なことのなかで、歯科だけそしてまたその中のごく一部だけを恣意的に切りだした記事なので、思考にとても偏りがあるというジャーナリズムの問題も含まれていて簡単なテーマではありません。


ちなみに削る機器はタービンという圧搾空気を利用した物が主体です。
それは削っている時は良いとしても、回転を止めた瞬間に口の中の汚染物を吸い込んでしまう欠点があり問題とされています。

しかし、その対策も既に立てられていて、最近では吸い込みをできるだけ減らす工夫がされたり、実は吸い込むと削る器具だけではなく、治療椅子本体のホースの中まで感染してしまいますが、それも途中でできるだけ止めようとする装置も売られ始めています。

そもそも感染の心配があるタービンを使わないという考えがヨーロッパでは主流であり、タービンの代わりに高速エンジンという高速精密モーターを使えば、吸い込みがゼロで全く心配がなくなります。
日本でも昔からそういった機器を使い、予防優先している歯科医院もあります。


削る機器以外には、複数の治療椅子から歯を削った時に猛烈に飛び散る削り屑や唾液に混じって、大量の細菌やウィルスが飛び散りますが、その部屋の空気をそのまま呼吸していたり、医院内全体でコンプレッサーにより循環濃縮されているその空気を呼吸していて心配ないのか、また注射器、バキュームの先、コップ、ゴム手、検査機器、など他の器具や薬剤の感染予防はどうなっているのか、はたまた治療椅子で水を流す細いホースがたくさんありますが、その中のたまり水の汚染や逆流した感染はどう消毒されているのか、などいろいろあります。

したがって予防を重視した歯科医院では、削る機械を大量に用意するだけではなく、そういったインフラの設備と場所の確保には莫大な費用がかけられていて安心できます。


安心して歯科治療にかかるには、お互いにそういった見えないところにも気を配る必要があります。


このように、理想的には総合的医療と考えて歯科医院が運営されています。

清潔で、予防を専門的に徹底している歯科医院ならば安心です。

  • *回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
  • *回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。

回答日時:2014/05/25 11:01

相良先生回答ありがとうございます。

色々と医院内の感染予防はされているんですね。

よくわかりました。

予防を重視した歯科医院さんに今後は行くようにします。

ありがとうございます。
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