おすすめしない治療法をしてほしいとお願いされたらどうしますか?
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治療の選択
ご相談ありがとうございます。
>歯医者さんとしておすすめしない治療法を患者がしてほしいと頼んで来たらどうしますか?
医療はふつうの交渉ごととは違います。
ご希望は必ず傾聴しますが、引き受けるかどうかは医療的な基準で決断します。
もし医学的に不適切であれば、その不利益を説明した上でお断りします。
これは科学的です。
ただ一般の方から分かりづらいことですが、医学的に適切であったとしても、相談相手の歯科医師にとって苦手の治療方法であったり、医学的理由以外でしたくない治療方法であるために、断ることもあり得ます。
これは公平とは言えません。
しかし、現実的にははっきり線引きできない場合もあり、医学的にも診断自体が悩ましいこともあり得ます。
その場合は、歯科医師の裁量権により、実施を決断することもあり得ます。
それでもデメリットや将来のリスクを説明し、書面で確認を残して患者さんの自己責任の比率を高くして実施するかもしれません。
>例えば、インプラントをするのが一番治療法としては理想的だが、年齢が低いためインプラントはしない方が良いと言う場合にどうしてもインプラントがしてほしいと患者が行ってくるような場合、どう説明されますか?
成長が終わっていない場合はインプラントは適応症ではないと言われています。
それでも希望が強く、またそうしたほうが何かしら大きなメリットがあると医学的に判断できた場合は、成長に伴うリスクとか、成長後に必ず行わなければいけない対応とか、承認し約束できることを書面にして取り交わすことで実施することもあるかもしれません。
>また希望通りに治療されるのでしょうか?
希望されたことを必ず実施するとは限りません。
医学的に基準にあった場合だけです。
そうでない場合は残念ながらお断りすることが、最悪を予防することができる一番の治療となります。
- *回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
- *回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。
回答日時:2014/10/31 08:28
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