歯石ってそこまで取る必要があるのですか？ | 歯医者さんが答えるQ＆A | デンタルン

ご相談ありがとうございます。


＞歯石が虫歯の元になるのは聞いたのですが、そうまでして取る必要があるのですか？


「歯石が虫歯の元になる」
そもそもこれは完全な間違いです。

また本当に何かのために必要ならば別ですが、単純に言うと、根元をガリガリ削ることはとても危険な行為です。

仮に必要であっても、ガリガリと、しかも、とても痛い方法が医療として適切であるかどうかはとても疑問です。

その傷は身体に一生残ります。
受けるたびに、傷は増え、深く、残ります。


したがって、むし歯の予防に全く役に立たないことなのに、歯を削ってダメにしてまで取る必要があるかどうか考えましょう。



＞その時に治療以外にも歯石を取ると言われました。


つまり、ついでのおまけみたいに、親切にも、取っていただいたわけですね。

おまけのほうが歯をダメにしてしまうのであれば、大元の治療と矛盾しないかどうか、また誰が得をするのか、考えましょう。


ちなみに歯科医療の目的の一つに、一生歯を残すためという考えがあります。

一生歯を残すことはふつうの人なら可能です。
ただし、健康の二つの原則を守り通した人だけです。

１．削らない
２．神経を抜かない

つまり、歯医者には削らないため、神経を抜かないために通院する人たちの考えです。

別の言葉で言えば、痛くならないための対処法を実行していると言えます。


＞歯をガリガリと削られる時に、とんでもなく痛かったです。


なぜ病気の原因でも無い歯石を取るために、歯を残す原則を破るのか考えましょう。

つまり、歯医者には削りに行くことが目的なのですね。



＞痛くなった時の対処法とともに教えて欲しいです。


恐らく痛みがひどくなれば、痛みを取る治療として、「神経を抜きましょうね、その方が楽ですよ^^」と親切に提案してもらえると思います。

それでも痛ければ、いろいろ治療を重ねて頂いた上に、「もうそろそろ抜歯しましょうね^^」、「そうすれば、むし歯の心配は無いし、歯も磨かなくて、楽ですよ～」と親切に提案してもらえるかもしれません、

つまり二つの原則を守る気があれば、最初から路線というか道というかたどり着く目指すゴールが別であり、全く対応が違うのではないか、と考えましょう。

• ＊回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
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