自分の歯の寿命について | 歯医者さんが答えるQ＆A | デンタルン

世界一の虫歯予防大国のスウェーデンは
８０歳の時に平均で２０本の歯が残っています

日本は８０歳の時に残っている歯の本数は・・・

平均８本です

なぜこのように差がでてしまうのでしょうか？

答えは

歯科医師の技術の差ではなく
定期検診受診率の差が歯の残存歯数に影響を及ぼします


スウェーデンの定期検診受診率

約９０％
歯の残っている本数２０本


アメリカの定期検診受診率

約８０％
歯の残っている本数１７本

日本の定期検診受診率

約２％・・・
歯の残っている本数８本・・・

この違いはどこからくるかというと・・・
日本では、歯科医院は「むし歯や歯周病になってから治療に行くところ」とされてきました。しかし、世界一の予防歯科先進国であるスウェーデンでは、「むし歯や歯周病にならないように予防に行くところ」という意識が根づいています。なぜなら、なってからの治療では、すでに歯や歯を支えている骨にダメージを受けており、さらに治療で歯を削るなどして再発のリスクを伴い、治療を繰り返して・・・という悪循環を招くことをしっかり理解しているからです。


『歯石が付いてないから大丈夫』
『歯が痛くないから大丈夫』
『虫歯がないって言われたから大丈夫』

ではなく、
歯が悪くなる原因菌の虫歯菌・歯周病菌を殺菌することが歯の寿命を延ばす大切なことになります

• ＊回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
• ＊回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。

私は、祖父も父も歯科医師で3代目になります。
紺屋の白袴と言う様に、忙しかった祖父は父のムシ歯治療を
あまりする事が出来ず、父もまた医者の不養生だったようで
私の年には入れ歯になっていました。
しかし患者さんからは、自分の経験を糧に入れ歯の上手な先生
として慕われていました。
これも、けがの功名でしょうか？
ムシ歯の治療はすぐに済ませようとしがちですが、お口のケア
には時間をかける必要があります。
あなたが歯医者さんを好きでは無いと言う事が判ると、医師の
対応も変わってくるものです。
相談し易い先生を見つけて、歯医者さんを好きになり定期的に
お口のケアに通われると、お父様の様に入れ歯にする事も無く
歯を長持ちさせる事が出来ると思います。

• ＊回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
• ＊回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。

ご相談ありがとうございます。

＞このような生活を続けると、将来何歳くらいで歯が駄目になるのでしょうか？


ご家族と同じ生活習慣、同じ遺伝子であれば、同じ人生になる可能性は少なくありません。

もしそう仮定すると「６０歳超えてから」となるかもしれませんね。

逆に一生歯を残したいと望めば、平均寿命位までは楽に全部残せるはずです。
ただし今までと逆の生活習慣が必要です。



＞虫歯の治療はこまめにしないと歯が駄目になるのか、


自動車の車検や修理とは違い、「こまめに」削っているとあっという間に歯が無くなります。

一生歯を残す治療が有り、言葉を換えると歯を削らない治療があります。
「こまめに」歯を削らない治療に通っていれば、一生削ることなく歯が残り、死ぬまで歯が残らないわけがない、という結果も目指せます。


＞私の歯の寿命はどれくらいかなどを教えてください。


「歯医者があまり好きではなく」
どういうタイプが嫌いかによって寿命が正反対に違ってきます。

いつも削る歯医者でそのうち抜歯と入れ歯を繰り返す歯医者と、
もう一つは、
いつも削らない歯医者で死ぬまで抜歯も入れ歯もしなくて済む歯医者。

一生のうちで、いつか必ず歯医者に行かなければならないとしたら、ご自分で寿命を選べるともいえます。

• ＊回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
• ＊回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。